「劇団鹿殺し Shoulderpads銀河鉄道の夜/abnormals銀河鉄道の朝」を観た
※こちらは劇団鹿殺し Shoulderpads銀河鉄道の夜JP/abnormals銀河鉄道の朝のネタバレを含みます。
また、肌色多めの写真が出てきますのでご注意ください。
劇団鹿殺しとの出会い。そして、Shoulderpadsとの出会い。
私が劇団鹿殺しに出会ったきっかけは、数年前に友達から「非常に人を誘いにくい舞台なんだけど、もしよかったら観に行かない?ショルダーパッズって言うんだけど」と誘われたからである。
当時の私は2.5次元舞台がメインであったが、推しが出てなくても面白い作品なら観てみたい!という舞台に対する接し方の転換期であった。
そのため、信頼している友達が良い作品と言っているのであれば断る理由はなかったのだ。
さて、行くにあたって事前に色々と作品の概要は聞いていたのだが衝撃的なビジュで目を擦った。
なんか~肌色の面積が~多くないか?と思いながら舞台に連れて行かれたのを覚えている。
無事座席につき、公演前のあいさつを菜月チョビさんがされた。
劇団の生い立ちやショルダーパッズが生まれた裏話などを聞き、いざ開演。
菜月チョビさんの綺麗で力強い歌に合わせてタキシードの男性が数名出てきた。
なんだ、ほら、服きてるじゃないか。普通の舞台なのかな?っと思った矢先に、タキシードは裂けた。
もう一度言う、タキシードは真ん中から裂けた。
そして、りっぱなショルダーパッズが出てきたのだ。
あの衝撃は、数年たった今でも忘れられそうにない。
しかし、びっくりを通り越して頭がフリーズしたせいで、舞台面白かった!という感情以外の記憶が消えていたのであった。
それが劇団鹿殺し、ショルダーパッズとの出会いである。
記憶を取り戻しに行きたい。
面白い舞台だったのに、記憶がないなんて非常に悔しい。再演があったら絶対見に行くぞ!と意気込み数年後。
エディンバラ・フェスティバル・フリンジで上映したShoulderpads UK版に加え、JP版、abnormals版の凱旋公演を日本でするという情報を友達に教えてもらった。
https://x.com/shika564/status/1994584700686594468?s=46&t=ZN75ZJVj_q9WJ7rw6jEA1A
行くっきゃねぇな!!!
せっかく行くならJP版だけでなくて、abnormals版も見とこう。後日談っぽいし。と軽い気持ちで2公演を購入。
今回3900円(サンキュー)で、懐にもやさすぃ~~舞台だった。
ありがとう。劇団鹿殺し。
Shoulderpads銀河鉄道の夜JPを観て
わたしが観劇した日は、千秋楽日だったのでたくさんの人がいた。
まずは、チョビさんから開演前のご挨拶があり、劇団の成り立ちからショルダーパッズ誕生の秘話までのお話があった。いざ開演という時に「エディンバラに行ったショルダーパッズがお見えするときには、ぜひ!歓声をお願いします!」というお願いがあった。
チョビさんの美しいお歌と共にタキシード姿の男性が6名ほど出てきた。
美しいダンスを見た後、そして、タキシードは裂けたのだった。
タキシードから立派なショルダーパッズが出てくるたびに、歓声と拍手を全力でさせてもらった。
あ〜〜〜、楽しかった。
お話の大筋は、宮沢賢治の銀河鉄道の夜を元に、丸尾丸一郎さんによる味付けがされている脚本・チョビさんの演出だった。
めっちゃカオス(そもそも衣装もカオス)だから、てっきり銀河鉄道の夜の設定だけを借りてるじゃないの?と思ったら、ちゃんと銀河鉄道の夜だった。(のちに青空文庫で読んだらそのままでびっくりした。)
いや、味付け濃すぎて胃もたれするわ。
以下、劇団鹿殺し様が個人のSNSで自由に使っていいよと投稿してくれた写真に沿って感想をあげていこうと思う。
誠に肌色注意⚠️

オープニング!
チョビさんの美しい歌声と共にタキシードのナイスガイたちが登場し、ダンスを踊りる。
まじて、ダンスの見せ方が上手すぎて、油断させられる。この後タキシードが裂けるって思わないじゃないですか。

これがタキシードが裂けたあとでぇ。
いや、あの一瞬びっくりはするんですよ本当に。なんですけどショルダーパッズたちの己の身体の使い方が、美しすぎると言うか………
だんだん服きてないことに違和感がなくなっていく不思議なことが起きていっていつの間にか毒さ………慣れていくのです。

これは、ジョバンニとカンパネルラが銀河鉄道に乗って、白鳥出会うシーン。
すごいや!白鳥にしか見えない!!!
目がキマってて怖いけど、野生の白鳥なんでね、これくらいキマってたって不思議じゃないよ!!!

こちらは、川で溺れたザネリを助けるカンパネルラのシーン。
舞台上でまさか本物の水が出てくるとは、思いもよらなかった……
私は、観劇前にこの写真を見てしまって何…?と困惑していた。
実際見たらシリアスなシーンで驚きである。
写真はこんなにコメディなのに。
abnormals銀河鉄道の朝を観て
今回、銀河鉄道の夜の後日談を上映するということで、銀河鉄道の朝も併せて観劇をしてきた。
こちらの演目に関しては、友人2人と一緒に観劇をした。
のちに誰かと一緒に行ってよかったと痛感することになる。
1人で飲み込むのはすごく難しかったので。
すべてにおいて強烈ではあったが、本編が始まる前の記憶が強烈すぎたので、備忘録として開場〜開演までを重点的に話していこうと思う。
まず1つ目の衝撃は、入場時におこる。
入場時、チケットを出した後にスタッフさんから言われた一言「もう上映が始まっているので扉は開けたら閉めますね」
ん?
私たちが入場した時には開場時刻中でまだ開演時刻には差し迫っていなかったはずだ。
なんでもう上映中…?
会場の扉を開かれるとそこはすでにディスコのごとくダンスパーティーが開催されていた。

ん?(2度目)
どういうことなの(^ω^)
整理券番号が早く、先に入った友達が怯えていた。
よく1人で耐えていたと思う。
私だってこわい。
衝撃2つ目。
後の番号の整理券の友達も入場して、3人で話していた時キャストさんに話しかけられた。
あけみ「あなたがどこから来たか当たるわ!!」
え?ナチュラルに話しかけてくるやん…
あけみ「埼玉県!!!!!」(友人Aを指しながら)
私たち「すごい!!あたってる!!!」
あけみ「あけみマジック!!!!」
きゃー!!!すごいすごい!!!
…いや、誰だよあけみ!!!
ちなみに本編にはあけみは出てこないのである。
本当に何者だったんだ、あけみ!!!
ちなみにその後に市区町村を当てに来るが、外れていた。
あけみマジック!!!
衝撃3つ目。
今度は別のキャストさんに話しかけられた。

シスター「あんたたち!お酒持ってないじゃないの!お祭りなんだから呑みなさいよ!」
わたしたち「うっす!すみませんっす!買いにいきやす!!!」
3人同時に席を立ち上がり、物販まで連れて行かれて酒を買った。
可愛い女性に弱い私たちに買わない選択肢などなかったのだ。
舞台で酒を買わされたの初めて。
ちなみに、買わされたレモンサワーは美味かった。

別の座席ではほかのことも起きていたが割愛する。
濃い開場時間中を過ごし、ようやく本編が始まったのだった。
ここまでで、だいぶ体力が削られた。
本編は、カンパネルラ死んだ5年後の星祭が舞台。
そこにはカンパネルラのクラスメイトや銀河鉄道で出会った人たちが集まっていた。
そしてストーリーは誰のせいで死んだのかという犯人探しの話であった。
やれあの時のお前のせいだ。この時のお前のせいだ。
誰だって、人が死んだ犯人にはされたくない。
故に必死に犯人ではない理由を語るのだ。
ストーリーはかなりシリアスな題材だが、カオスが故にかなり薄れているので見やすい。
しかし、このカオスなストーリーの中で丸尾さんが伝えたかったテーマが今を生きている私にはすごく刺さった。
話の最後に死んだはずのカンパネルラがみんなの前に出てくる。
そして「死んだ人間のことを勝手に決めつけるのはやめるべきだ」*1と言い残し、みんなの元から去るのだ。
死人に口なし。
真実がわからないことを知らない人たちだけで考えて、怒り・傷つき・そして擦り付け合うべきではない。
これは今生きている私たちに対する投げかけでもあると私は思っている。
さまざまな情報が流れている中で、語られていないことを憶測で考えて怒っていたり、傷ついていたりする人がいる。
見えない部分・語られていないことに対して、受け取る側がその人の気持ちを憶測で決めつけ、間違った感情で受け取ることはするべきではない、そう投げかけられたと思っている。
いつでも感情や情報を投げかけられたときには冷静に受け取っていきたいものだと改めて思った。
まとめ
カオスな舞台ではある。
しかし、演者さんの演技や技術が目一杯感じられる舞台で楽しい。
そして、丸尾さんの脚本にはどこか心動かされるものがある。
一度気になった方は、ぜひ劇団鹿殺しの舞台に行ってみてはいかがだろうか?
そして、今回のShoulderpadsが気になった方は円盤の発売もあるようだ。
(先行販売は終わってしまっているみたい)
https://x.com/shika564/status/1996447221584449929?s=20
また、丸尾さんが脚本を書く舞台が2月から始まるのでぜひ観劇に行って見たい方がいたらチケットを取ってみてほしい。
Tweets by vol_M_official x.com
最後に
最後に、写真はすべて劇団鹿殺し様から自由にSNSで使用しても大丈夫というものをありがたく使用をさせていただいています。
ぜひ、こちらから他の写真も見てみてください。
これで、この衝撃的な写真を紹介した私の責任も公式と折半ということで、どうぞ何卒よろしくお願いいたします。
それでは、良いお年を。
*1:1回しか見れていないため、うろ覚えですみません