ウィッグを推し色に染めるシャブ
今回、ウィッグを専用染料を使って染めてみたので備忘録としてまとめます!
- レイヤーは、なぜウィッグを染めたのか
- 使用染料
- 準備物
- 手順① フライパンの湯を沸かす
- 手順② ウィッグを水で洗う
- 手順③ 染料液を作る
- 手順④ ウィッグを染める
- 手順⑤ 染料を落とす
- おまけ 染め直し
- 完成!
- まとめ
レイヤーは、なぜウィッグを染めたのか
去年の末、ずっとやりたかったとあるキャラクターの併せの予定が念願かなって入りました。
ちなみにとあるキャラクターというのはこちら。
【新しい刀剣男士情報】2/2
明石国行(あかしくにゆき)cv.浅利遼太
「自分、やる気ないのが売りですからなぁ。なーんも期待したらあきまへん」#刀剣乱舞 #とうらぶ pic.twitter.com/Ddlsgm3XJE— 刀剣乱舞-本丸通信-【公式】 (@tkrb_ht) 2015年4月24日
調べてみてもらうとわかるのですが、市販品では中々難しいグレーパープルなのです。
沢山のウィッグ店を徘徊したがなかなか理想のモノがなく諦めかけていた時にウィッグ店のお姉さんに泣きついたところ「染めてみてはどうだろうか?」と提案されました。
ちょうどこのような色に染めたとお姉さんのサンプルと見せてもらうとそこには自分が求めていた色が。
ウィッグ染めなんぞしたことのないド素人私、ちょろいぐらい二つ返事で染めることに。
去年私が染めたものに関しては割愛させてもらいますが、とっても理想の色に染まり大満足。ウィッグ作成の技術を一つ手に入れたのであった!!!(ゴマダレー)
さて、今回同上のキャラクターのウィッグを染めることになったのですが自分用ではなく、フォロワーさん用のものを作りました。
人がしてくれる推しに飢えていた私は初対面で気の合ったレイヤーさんに「衣装を貸すからしてくれ」と強請ったところ二つ返事で「いいよ」と言われ舞い上がったのでありました。「もし、指定のウィッグメーカーさんとか色があれば言ってくださいね~」と言われたので「あ、(市販品だと自分にとっての)理想の色ないので染めて渡します」と返答したのであった。
ねぇ、オタク。テンション舞い上がったからと言って出会ってすぐそういう変人行動はやめた方がいいと思う。と後から反省しました。後悔はしてないけど。
使用染料
今回使用した染料は、スワローテイルさんの「コロランテ」。
簡単手順でできるというのと、ウィッグ専用染料ということで購入。
私的には、値段も手ごろで色数もあるし使いやすいのかなと思います。
以前に染めるためにはお酢だったりを使用しなければならいないなど結構面倒くさいイメージを持っていたので、実際にやってみてこれを入れるだけでというのはかなり魅力的だし、手が出しやすいと感じました。
準備物
というわけで準備物です。
写真をドーン!
用意したのは、こちら。
・コロランテ(アイリス・オニキス)※もう一つは使わなかったので割愛
・マスランテ(コロランテ促進剤)
・スワローテイル ミディアム ダークグレー色
・ボウル
・菜箸
・トング
・ゴム手袋(厚手が良いです。まじで。)
あとはここに写っていないけど、フライパンと測りと中性洗剤(食器洗い洗剤)を用意しました。
ウィッグの色はこんな感じです。
実物はもう少し明るいです。
さて、次から作業を紹介します。
私がやった手順なので、正解ではないですし何なら一回染めが足りない気がして2回してます。
一応、染料の手順には従って染めました。
手順① フライパンの湯を沸かす
コロランテの魅力は、沸かしたお湯に染料を溶かしてかき混ぜるだけ、ではあるのですが今回は湯銭をしながら染めていきました。
理由は、①土台が濃い色であるということ、②耐熱ボウルが金属なのですぐに熱が逃げてしまうこと、です。
金属の熱伝導率を舐めるな!!!、と言いたいですね。(初めて染めた時の私に向けて)
きちんとボウルがお湯に少しつかればどんな大きさでもいいと思います。
大きいフライパンでも小さいフライパンでも絵面はシュール極まりないので。
さて、今ここで鍋に直接染料を入れればと思ったあなた!
正解です。
でも、IH用の調理器具って高いんですよ。
そう、ボウルは100均で売ってます。
そういうことです。
というわけで、沸かしておきましょう。
手順② ウィッグを水で洗う
コロランテの手順では、染める前に水で洗うようになっていますのでここは手順に従ってやっていきましょう。
手順③ 染料液を作る
では、ここまで来たら染料液を作ります。
・コロランテ 2g
・お湯 1L
を用意して溶かします。
今回は、ミディアムなのでこの量ですがウィッグの長さによって量が変わるので使用方法を読んでみてください。
というわけで登場しましたコロランテ。
アイリスに青みを加えるのにオニキスを入れています。
割合は好みです。
ちなみに、コロランテはこんな感じのサラサラの粉です。
ボウルについてる水で溶けちゃうくらいです。
横着なのでそのままボウルに入れました。
2gは守っていますがアイリスとオニキスの割合は目分量で入れました。
こんな大人になったら駄目です。
ここにお湯を入れてよく溶かします。
わーい!匂いが!!立ち込める!!!*1
手順④ ウィッグを染める
ここでお待ちかね、実際にウィッグを染める作業です。
染料を溶かしたボウルをプライパンの上にセットし、準備万端です!
ここで用意したゴム手袋をはめて、染めていきます。
ウィッグを入れたら全体がつかるように、ぎゅっぎゅっと押したりかき分けてみたり、菜箸やトングでウィッグをひっくり返しながら10分ほど付けました。
熱いのでマジで手袋付けてやってくださいね。
私は、手袋をつけてても熱かったので途中でトング先輩が登場しました。
余談ですが、「Hey,Siri!10分タイマー」といったら通話してた友達がセットしてくれて笑いました。
ちなみに、こちらが染めている様子です。
イカ墨パスタかな。
手順⑤ 染料を落とす
10分経ったら、染料を冷水と中性洗剤で落とします。
食器用洗剤でルンルンと落としていたのですが、調子こいて洗剤を入れすぎたために風呂場が大変なことになりました。
泡が減らない。なくならない。
洗い終わったら私はコンディショナーを使って絡みを取り除きました。
お湯パと同じことをしているのでかなりクリンクリンですし、ボウルの中でひっくり返したりほぐしたりしていると絡まりは仕方ないのかな…
というわけで、水気をとったウィッグが完成しました。
おおお、染まってますね!!!
良い感じかなと思ったのですが、初代と比べるとちょっと自分が思っていたよりまだグレーだったのでもう一度染め直しました。
おまけ 染め直し
染め直しに、マスランテを使用しました。
これは、促進剤なのでもっと染まるようにというのと、キッチンが暑くて熱中症で死ぬかと思ったのでちょっとでも早く終わらせたかったんじゃ。(長くキッチンに立っていられないほど疲弊していた。)
これを染料と同じ量だけ加えてよく溶かしました。
あとは、手順④から同じように染めてあげるだけです。
完成!
というわけで完成品がこちら!
きれいに染まってる~~~!
よかった~~~~~!!
▼比較
← アフター ・ ビフォー →
← ビフォー ・ アフター →
お好みでもう少し紫強めでもよかったかもと思いつつ結構理想の色に染まったので満足です!!!
理想カラーのウィッグに出会えないかと思ってた;;
まとめ
・染め初心者でも手を出しやすい染料 コロランテ
・ずぼらな人間でも割とどうにでもなる
・熱い時期にやるのはよくない
・キッチンでやらなくていいならそのほうがいい(液が飛び散る可能性もある)
・染めた後のテンションはめっちゃ上がる
・一回染めたらそれはシャブ
次は、このダークグレーの色をもっと濃くできないか実験も兼ねて染めてみようと思います。
いつやるかは未定だけど…(笑)
ご一読いただきありがとうございました!
*1:無臭とは書いてあるものの若干の染料特有の匂いはするなぁという印象。
でも、個人的にはそんなに臭くない方だとは思います。他の染料知らんけど。